外国人雇用でミャンマー人に特化した採用戦略で企業の成長を支援する特定技能外国人登録支援機関、ネクストドアです。

労働人口の減少は日本全体、そして様々な業種において進行しています。

その中でも特に深刻化しているのが介護職ではないでしょうか。

働き手は減る一方なのに対し、介護が必要な人は年々増えていきます。

そして、一人あたりの仕事量や負担が増え、辞める人も出てくるという悪循環も。

そんな介護における労働力不足解消に一役買っているのが特定技能外国人。

そして、外国人労働者の中でも、当社はミャンマー人に特化した登録支援を行っています。

介護職にも非常に適した人材であると考えておりますが、今回は、なぜミャンマー人が介護職に向いているのか?についてお話いたします。

ミャンマーってどんな国?まずは基本情報から

正式名はミャンマー連邦共和国。

東南アジアに位置し、中国、ラオス、タイ、インド、バングラデシュと国境を接しています。

また、南西部はインド洋に面し、面積は68万㎢で、日本の約1.8倍です。

首都は「ネーピードー」。

人口は5,114万人(2019年推計(ミャンマー入国管理・人口省発表))。

言語はミャンマー語(ビルマ語)が公用語で、他にもシャン語、カレン語などが話されています。

歴史としては、

昔は様々な部族が入り混じっていましたが、11世紀半ば頃に最初のビルマ族による統一王朝(パガン王朝、1044年~1287年)が成立。

その後タウングー王朝、コンバウン王朝等を経て、1886年に英領インドに編入され、1948年1月4日に独立しました。

今もビルマ族が約70%を占めますが、他にも多くの少数民族も暮らしています。

2011年に文民政権が発足し、民主化と経済改革への取り組みが行われていますが、所得水準は東南アジアの中でも低く、経済発展に伴い、貧富の格差も広がっています。

貧困人口は都市部では約1割ですが、農村部では人口の3割を占めているとも。(2017年ミャンマー政府データ)

さらに2021年の軍事クーデターの影響で、大学を卒業してもミャンマー国内では就職先がなかなか見つからないのです。

そのため生活は苦しく、家族が食べていけなくなり、家族を養うためには、家族の中で1人か2人は海外へ働きに行かなければならない切実な状況なのです。

ミャンマーと日本との関係や、その国民性は?

そんなミャンマーと日本との関係は、歴史的に見ても決して悪くありません。

むしろ良い方と言えるでしょう。

その理由には、第二次世界大戦の戦争直前から戦時中にかけて、日本軍の一部とビルマ人との交流が挙げられます。

当時ビルマ軍は、イギリス軍や植民地軍に対し反英独立運動が盛んであったことから、イギリス軍と闘う日本軍に加勢。

協力体制であったとされているのです。

また、日本が敗戦後、食糧不足で苦しんでい中、独立したばかりのミャンマーが、外交関係も結ばずにコメを安く輸出してくれたという事実があります。

ミャンマーと日本とは互いに良好な関係性と言えるでしょう。

さらに、ミャンマーは国民の約90%が仏教徒

宗教・文化的にも日本との相性は良いのです。

仏教文化が根付いており、徳を積むという考えの下、人のためになること・良いことを行う習慣が根付いているのも、介護職に向いていると考える理由の一つです。

愛情深く家族を大切にし、純粋な人々が多く、勤勉で真面目な人が多いのも特徴です。

アジアで最も貧しい国であるにも関わらず、日本並みに犯罪が少ない点からも、安心して働いてもらえるのではないでしょうか。

ミャンマー人労働者の特徴

●日本語の上達が早い

公用語であるミャンマー語(ビルマ語)は日本語とほぼ同じ語順で文法が似ていることから、日本語の上達が早いと言われています。

また、日本語の発音も難なく習得ができる傾向があり、ミャンマー人が話す日本語は、他国の人と比較しても、とても聞き取りやすいのです。

介護施設では、職場の人だけでなく利用者とのコミュニケーションが不可欠。

日本語が堪能なミャンマー人は、まさにピッタリと言えるでしょう。

●若い世代が多い

ミャンマーの全人口の平均年齢は29歳前後とされています。

高齢化が進む日本とは違い働き盛りの若年層が多く、体力の必要な介護の現場でも活躍が期待できます。

●穏やかで人を敬う国民性

仏教徒が多いこともあるのか、目上の人や年上の人には敬意を払い、人に尽くす国民性。

年上であることが多い利用者への対応も、きっと敬意を持って接してくれます。

ミャンマー人を受け入れる際の注意点

前述のような理由から、日本の介護施設で働いてもらうのにミャンマー人は非常に向いていると言えます。

とはいえ、やはり日本とミャンマーとでは環境が違います。

宗教観や国民性に通じる部分があっても、もともとの言語や文化、価値観は異なるので、慣習の違いなどからズレが生じる場合もあります。

受け入れ企業側も、社員に事前研修を行うなどして、その国への理解を深めておくようにしましょう

コミュニケーションが上手く行かなくなったり、不満や意見が言えずに溜め込んだりしてしまうと、転職や退職に繋がります。

本人が思ったことを言えているか?負担を抱えすぎていないか?など、企業も気にかける努力が必要です。

まとめ

日本で今後ますます深刻化する介護業界での人手不足。

その救世主にもなり得るのが特定技能ミャンマー人だと考えています。

宗教や国民性も近く、日本語も使いこなしやすい。

人当たりも優しく、しかし、それ故に不満や意見が言えないことも。

受け入れ企業としても気配りを忘れず、より働きやすい環境づくりを心がけましょう。

ミャンマー人に特化した登録支援機関であるネクストドアでは、ミャンマー人の採用・就労支援の経験が豊富です。

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