外国人雇用でミャンマー人に特化した採用戦略で企業の成長を支援する特定技能外国人登録支援機関、ネクストドアです。

労働意欲が高く、親日家も多く、同じ仏教国で、日本に合いやすい傾向にあることから、当社ではミャンマー人の人材採用を専門にしております。

とはいえ、異国であることは間違いないので、やはり価値観や文化には異なる部分もあり、それを理解していないと、思わぬスレ違いが起きることも。

今回は特に、ミャンマー人に対してやってはいけないこと、注意すべきことについてお話します。

今後、ミャンマー人を受け入れる、あるいは採用を検討中の企業様はぜひご一読ください。

人前で怒ることはタブー!

これはどこの国の人にも共通して言えることではありますが、特にミャンマーの人々は、怒られることに慣れていません。

というのも、国民性として怒りを表すことはよくないとされ、穏やかさが尊ばれ、基本的に温和な人が多い傾向にあります。

怒ったり叱ったりするのも、両親や教師以外はあまり行ないません。

また、大きな声を出すことも良しとされません

そのため、職場でいきなり怒られると驚いてしまい、想像以上に傷つく恐れがあります。

特に人前で叱責することは「辱めを受けた」と感じさせる場合もあり、深く傷つけ、場合によっては離職にも繋がるので絶対にやめましょう。

別室で個別に、それも穏やかに間違いを指摘し、改善策を伝えてあげることが大事です。

こちらからすると軽く注意したつもりでも、ミャンマーの人からすると「叱られた」と感じる場合もあります。

注意するというよりも、何がいけなかったのかを説明するつもりで丁寧に接するのが良いでしょう。

ただし、曖昧な表現もNG。

ミャンマーでは自分の考えをはっきりと伝える人が多く、感情が顔に出やすい性格の人も多いです。

そのため、遠回しな表現や、曖昧な言葉で伝えられることに慣れていません

叱るのは良くないのですが、何かをやめてほしい場合には、「〜はしないほうが良い」「〜は望ましくない」などの曖昧な表現ではなく、「〜はやめてください」とストレートに伝えてください。

個別で話しできる環境で、きちんと理由を伝えた上ではっきりと伝えれば、素直に改善してくれるでしょう。

女性特有のルールや文化がある

ミャンマーには女性特有のルールや文化があります。

例えば、ミャンマー人女性に人前で大声を出させるのはタブーです。

ミャンマーでは、人前で大きな声で笑ったり、話したりする女性は育ちが悪いと考えられます。

そのため、可能な限りミャンマー人女性に人前で大きな声で話をさせるのは避けた方がいいでしょう。

また、飲酒に関しては、女性が人前でお酒を飲んではいけないという風習があります。

最近はこの風習も少し変わってきているようですが、今も気にするミャンマー人女性は多いので、一緒に食事に行く際は注意が必要です。

そして、これは日本人でも同じだとは思いますが、ボディタッチをするのはタブーです。

ミャンマー人は貞操観念が強い方が多く、ミャンマーでは不倫などの不貞行為には懲役刑が下されるほど。

気軽にボディタッチをするなどもってのほかというわけです。

日本人同士なら男女問わずありがちな、肩に軽く触れたり、握手したりというのも要注意です。

文化的な注意点 

今は徐々に変わりつつありますが、ミャンマーでは暗記が中心の教育方針だったり、親や学校の先生の言うことは絶対だったりという文化も根強く、自分で考えることや、自分の意見を持つことが苦手な人も少なくありません。

そのため、先に誰かの発言を聞いてしまうと、その意見に流されやすい傾向があります。

ミャンマー人の本心を知りたい場合は、個別に聞くか、他の人より先に聞く工夫が必要です。

また、ミャンマーの人々の多くが仏教徒であることも影響し、年上や目上を敬う国民性です。

そのことから、不満があっても我慢して、特に目上の人に対してぶつけることはあまりありません。

しかし、心の内では不満を溜めているという可能性もあり、それが離職に繋がる恐れも。

指示に素直に従ってくれているようでも、無理を押しつけたりせず、信頼関係をしっかり築くことが重要です。

そして、文化の違いで言うと、生活面でも1つ、注意すべき点があります。

もし会社で寮や社宅を用意する場合は、そのベッドの向きを考慮してください。

ミャンマーは熱心な仏教国。

仏教では東と南に仏様がいると信じられているので、仏様に足を向けて寝るのは失礼にあたります。

よって、ベッドを設置する際に枕が東か南に向くような間取りにしてあげましょう。

西か北向き枕のベッドを用意するのはタブーです。

知らないばかりに失礼になってしまうことも

 ミャンマーではあいさつをする文化がありません。

日本では「おはようございます」「お疲れ様です」といったあいさつをするのが礼儀とされていますが、ミャンマーの人々からすると無言ですれ違うことは普通のこと。

あいさつをしない無礼な人と捉えるのではなく、あいさつの習慣がない、知らないだけなので、日本ではあいさつが大切であるということをきちんと伝えてあげましょう。

そして、日本と決定的に違うのが、名前に性がないこと。

そのため、日本人の姓を呼ぶのと同じような感覚で、勝手に姓名を判断して名前を省略して呼ぶのは失礼にあたります。

ただし、親しい間柄では名前の一部で呼び合うケースもあるので、どのように呼んだらいいのかを本人に直接確認するのが安心です。

まとめ

日本の文化や国民性に合いやすく、労働意欲も高いミャンマー人。

当社も、数ある国の中でも特に日本との相性が良いと考え、ミャンマー人に特化した登録支援機関としておすすめしております。

しかし、いくら合いやすいとはいえ、国が違えば、文化も、育ってきた環境も違います。

互いの国の風習や礼儀、マナーを知ることで互いに歩み寄る姿勢が、良い関係を築くには不可欠です。

まずはタブーとされていることをしないよう気をつけることから始め、徐々に日本のやり方にも慣れてもらうよう促していきましょう。

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