愛知県名古屋市 グループホームの介護職3名追加採用 ~日本語能力の高さが即戦力に~
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愛知県名古屋市のクループホームさんで、介護職の特定技能外国人の追加面接を実施しました。
こちらのクループホームさんでは現在、他の国の特定技能外国人も働いていますが、すでに働いていた2名のミャンマー人の評判が良く、ぜひミャンマーの方を追加採用したいと言っていただいたのです。
今回面接した8名のミャンマー人は、全て日本語検定3級(N3)ということもあり、1名の採用予定でしたが、2名増員で合計3名も採用いただきました。
技能実習生は、日本語検定4級(N4)入国、1年後に日本語検定3級(N3)というハードルがあるのですが、すでにN3を取得している特定技能外国人の採用はメリットがあります。
今回は、特定技能「介護」分野における日本語レベルの重要性と、日本語検定4級(N4)と日本語検定3級(N3)の違い、採用後のフォロー方法についてご紹介します。
特定技能「介護」分野における日本語レベルの重要性
特定技能「介護」分野において、日本語のコミュニケーション能力は極めて重要です。
介護職は、利用者の体調や心情を把握し、その情報を他のスタッフと共有することが日常的に求められます。
特に、利用者との意思疎通がスムーズに行えることは、質の高い介護を提供する上で欠かせません。
利用者は年配の方が多く、言葉の微妙なニュアンスや、非言語的なコミュニケーションを理解できることも求められます。
また、介護現場では突発的な事態が発生することも多く、その際に適切な判断を下し、迅速に対応するためには、的確な情報伝達が不可欠です。
他の特定技能分野と比較しても、介護分野では特に高い日本語能力が必要と言えるでしょう。
例えば、製造業や建設業では、業務が明確な指示や手順に従って進行することが一般的であり、日本語力よりも技術力が重視される場合があります。
しかし、介護分野では、利用者一人ひとりの状態やニーズに応じた柔軟な対応が求められるため、日本語での高いコミュニケーション能力が不可欠なのです。
したがって、特定技能「介護」分野では、日本語能力試験の資格が採用時の重要な判断基準の一つとなっています。
このような背景から、介護職員として活躍するためには、日本語能力を高め、利用者との信頼関係を築くことが非常に重要です。
日本語検定3級(N3)と4級(N4)の比較と介護現場での即戦力
介護現場で求められる日本語能力を測る基準として、日本語能力試験が重要な役割を果たしています。
日本語検定3級(N3)と4級(N4)は、どちらも特定技能としての基準を満たしますが、実際の現場での即戦力としては大きな違いがあります。
日本語検定4級(N4)レベル
N4レベルでも、基本的な日常会話は可能です。
特定技能資格取得の基準もN4レベル以上が条件なので、普段のコミュニケーションには差し支えないでしょう。
しかし、介護の現場では、専門用語が使われたり、マニュアル化されていない会話やコミュニケーションが求められたりします。
N4レベルはあくまでも、日本で生活をする上での最低限の日本語能力とも言える位置づけなので、専門的な用語や、詳細な指示の理解には時間がかかることがあります。
そのため、専門的な知識の習得や、緊急時の迅速な対応において課題となる場合も。
N4レベルの人材を採用する際には、職場での日本語教育やサポート体制を充実させることが不可欠でしょう。
具体的には、専門用語の学習や、実践を通じたコミュニケーションスキルの向上を図ることが重要です。
日本語検定3級(N3)レベル
一方で、N3レベルの日本語能力を持つ人材は、日常会話に加えて、職場での指示や会話を理解し、対応することができます。
これにより、利用者とのコミュニケーションを円滑に行い、緊急時にも迅速に対応できるため、介護の現場で即戦力として活躍する可能性が高いです。
N3レベルの人材は、チーム内での情報共有や問題解決にも貢献することができます。
彼らは利用者のニーズを的確に理解し、適切なケアを提供するための橋渡し役も可能でしょう。
N3レベルの人材の方が、介護現場でのより質の高いサービスの提供を支えることができる即戦力になりやすいと言えるでしょう。
介護現場における日本語教育の重要性と支援策
介護現場において、外国人労働者の日本語能力の向上は、業務の効率化とサービスの質向上に直結します。
外国人労働者が日本の介護現場で効果的に活躍するためには、継続的な日本語教育が不可欠です。
つまり採用後も、職場でのコミュニケーションを円滑にするためのサポートを提供し、外国人労働者が言語面での不安を解消できるよう支援することが重要なのです。
以下に採用後のサポート例を紹介します。
実践的な学習機会の提供
職場での実践的な学習機会を提供することも重要です。
例えば、先輩スタッフとペアを組んで業務を行う「バディシステム」を導入し、日常の業務を通じて日本語を実際に使用する機会を増やします。
また、利用者の背景や文化に関する知識を深めるための勉強会を開催し、異文化コミュニケーションのスキルを高めることも良いでしょう。
オンライン学習プラットフォームの活用
さらに、オンライン学習プラットフォームを活用して、自宅でも自主的に日本語を学べる環境を提供します。
モバイルアプリを使った学習や、ウェビナー形式の講義を提供することで、外国人労働者が自分のペースで学習を進められるようサポートします。
このように、外国人労働者が介護現場での言語的な障壁を乗り越え、質の高いサービスを提供できるよう、多様な日本語教育と支援策を実施することが有効です。
継続的な学習と実践を通じて、彼らが職場の一員として自信を持って貢献できるようサポートしましょう。
もちろん、登録支援機関がサポートすることも可能です。
まとめ
特定技能「介護」分野においては、日本語のコミュニケーション能力が非常に重要です。
介護現場では、利用者とのやり取りが多く、意思疎通がスムーズに行えることが求められます。
特に、日本語能力検定3級(N3)は、即戦力として活躍できる人材の基準となるでしょう。
また、継続的な日本語教育と実践的な学習機会の提供が不可欠であり、オンライン学習や現場での実践的なトレーニングを通じて、外国人労働者が安心して働ける環境を整えることが重要です。
これにより、質の高い介護サービスの提供が可能となり、職場全体の効率化と利用者満足度の向上が期待できます。