特定技能外国人の面接を行いました ~面接のポイントと支援機関の活用法~

面接のためにミャンマーへ渡航してきました。

日本国内にいるミャンマー人だけだと人数が限られるため、まとまった人数の採用活動を行うには、やはり現地採用が一番です。

面接をした12名のミャンマー人求職者は、日本語検定4級(N4)合格者も多く、通訳なしで面接が可能でした。

ミャンマーの日本語学校と提携しているため、日本語が上手なミャンマー人を採用することが出来ます。

また、ミャンマー本国にいる求職者は、日本で働いた経験もなく、純粋で育成しやすい人が多いです。

今回、特定技能ミャンマー人を採用しようとされた愛知県の食品製造会社様での仕事は体力仕事だったため、面接の他に、腕立て伏せやスクワットなどの体力測定も行いました。

どの人も良い人財で選考は悩みましたが、無事4名の採用が決定。

採用が決まった4名のうち2名は男泣きするほど喜んでいました。

本当に日本に憧れて来たかったようです。

日本での活躍を楽しみに待っていますね。

ということで今回は、特定技能外国人の採用にあたって行う面接にやり方やポイントについてご紹介します。

今後、採用活動を行うご予定の企業様は、ぜひご一読ください。

外国人労働者の採用プロセス概要

特定技能外国人の採用プロセスは、雇用条件書を元に、提携している複数の日本語学校に募集をかけます。

集まったミャンマー人に対し、まずは弊社で1次面接を行い、企業の求める人材だけを選定

そこから面接最終選考をし、採用となればビザ申請、入国までの間に日本語の会話クラスを受講し、入国、というプロセスです。

求人をかける際は、求める技能や資格、労働条件を明確に記載することが重要です。

次に、応募書類を選定し、適性を持つ候補者を絞り込みます。

選定された候補者との面接は、対面面接オンライン面接の2つの方法があります。

面接後、適切な候補者に内定を出し、ビザ申請に必要な書類を準備。

ビザ取得後、労働者の来日準備を進め、企業内でのオリエンテーションやトレーニングを行う、という流れになります。

外国人労働者の採用は、日本人の採用に比べると、手続きも多く、言葉の壁も存在します。

このあたりの障壁は、弊社のような登録支援機関に委託することでかなり緩和され、プロセス全体をスムーズに進めることができます。

私たちは、現地の文化や法規を熟知しており、適切なコミュニケーションを図ることで、トラブルを未然に防ぐことができます。

また、書類作成やビザ申請手続きの代行も行うので、企業は手間を大幅に削減できます。

対面面接のメリットとデメリット

外国人と対面で面接することには、多くのメリットがあります。

直接会うことで得られる信頼感と安心感は、採用側にとっても、求職者にとっても、最大のメリットと言えるでしょう。

対面でのコミュニケーションにより、候補者の態度や表情、非言語的なサインを直接観察でき、より正確な評価が可能です。

ただし、対面で面接を行うには、すでに日本にいる外国人からの応募の場合か、実際に求職者の本国に赴くかしか方法がありません。

実際に本国に行くことができれば、現地の文化や習慣を直接感じられますし、労働者との相互理解が深まるでしょう。

さらに、候補者が現地で生活している環境や家族の状況を確認することもできます。

一方でデメリットとして、そのためだけに現地へ行くことは、出張費や滞在費などコストがかかること、時間的な制約があることなどが挙げられます。

かといって、日本国内にいる外国人だけだと限られてしまい、なかなか求める人財が見つからない可能性があります。

これらのデメリットを解消するために、私たち登録支援機関に面接の手配を委託することも一つの方法です。

支援機関は現地に拠点を持っていたり、現地のエージェントと提携していたります。

弊社では複数の日本語学校と提携していますので、面接のために渡航し、現地での面接を代行することもあります。

登録支援機関のサポートがあれば、企業の負担はかなり軽減できるはずです。

オンライン面接の効果的な実施方法

最近では、オンラインでどこにいても面接が可能です。

オンライン面接は、特定技能外国人を採用する際に非常に効果的な方法です。

オンライン面接で一般的によく利用されているのは、ZoomやSkype、GoogleMeetなどのビデオ会議ツールです。

面接時間の設定も重要です。

時差を考慮し、候補者にとって都合の良い時間を選びます

オンライン面接の際は、適切な服装と背景に気を配り、プロフェッショナルな印象を与えることが大切です。

また、事前に自社の求める人財を明確にし、質問リストを準備、スムーズな進行を図ります。

特にオンライン面接ではコミュニケーションが一方通行になりがちなので、候補者に話す時間を十分に与え、積極的に質問を促します

オンライン面接の場合、弊社のミャンマー人スタッフが一緒に入りサポートさせていただくことも可能

登録支援機関は、オンラインツールの選定や設定、候補者とのコミュニケーションを代行し、企業がスムーズに面接を進めることができるよう支援します。

面接での評価ポイントと質問例

外国人労働者の面接では、いくつかの重要な評価ポイントがあります。

まず、コミュニケーション能力です。

候補者が日本語をどの程度理解し、話せるかを確認することは非常に重要です。

また、適応力も評価のポイント。

異なる文化や労働環境に適応する能力があるかどうかを見極めます。

専門技術や経験についても詳しく確認しましょう。

具体的な職務に関連するスキル過去の実績を尋ね、実際にどのような業務を行ってきたかを把握します。

質問例としては、

「過去にどのような仕事に関わりましたか?」

「日本での生活や仕事にどのように適応しようと考えていますか?」

「チームでの作業経験について教えてください。」

などがあります。

さらに、文化的な背景を考慮した質問も重要です。

例えば、「自国の文化と日本の文化の違いをどのように感じますか?」など、候補者の文化理解度や適応力を評価する質問です。

面接を登録支援機関に委託すれば、専門的なアドバイスや適切な質問例の提供を受けることができます。

支援機関は、多くの外国人労働者の面接を経験しているため、適切な評価ポイントを押さえた効果的な面接を実施するサポートを行います。

また、言語や文化の壁を越えたコミュニケーションを円滑に進めるための支援も提供します。

まとめ

特定技能外国人の採用は、企業にとって重要なステップです。

対面面接とオンライン面接のメリットとデメリットを理解し、効果的な実施方法を検討することが重要。

また、面接での評価ポイントや質問例を押さえることで、適切な人財を選定できます。

さらに、登録支援機関に採用活動や面接を委託することで、プロセス全体をスムーズに進めることが可能です。

支援機関の専門知識や経験を活用することで、企業はコストと時間を節約し、より効果的な採用を実現できるでしょう。

企業にとって有益な情報やサポートを提供し、外国人労働者の雇用をスムーズに進めるための手助けを行います。