
外国人雇用でミャンマー人に特化した採用戦略で企業の成長を支援する特定技能外国人登録支援機関、ネクストドアです。
日本企業の経営者様なら、おそらく「ふるさと納税」をご存じで、実際に寄附をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
12月は翌年に控除を受けるための締切月なので、駆け込み寄附も増える時期です。
実はこの制度、日本で所得税や住民税を納めている外国人も利用できるのをご存じでしょうか?
もちろん、特定技能や技能実習の在留資格で働く外国人も対象です。
しかし、多くの外国人労働者はこの制度の存在やメリットを知りません。
そこで、受け入れ企業がふるさと納税を紹介し、利用をサポートすることをおすすめします。
本記事では、ふるさと納税の仕組みや外国人が利用するためのポイント、企業が提供できる具体的な支援方法や、そのメリットについて解説します。
ふるさと納税とは?その仕組みとメリットをおさらい
ふるさと納税とは、地方自治体に寄附を行うことで、翌年の所得税や住民税の控除が受けられる日本独自の制度です。
この制度では、応援したい自治体に自由に寄附金を贈ることができ、寄附を通じて地域の活性化や課題解決に貢献できます。
また、多くの自治体は寄附の返礼品として地域の特産品を用意しており、寄附者に感謝の意を込めたプレゼントを提供しています。
ふるさと納税の魅力の一つは、節税効果です。
例えば、一定の条件を満たす寄附額は、自己負担額2,000円を超える部分について控除対象となります。
さらに、自分の住んでいる地域以外にも寄附できるため、全国各地の特産品を楽しみながら地域支援が可能です。
この制度は、日本に住む外国人も条件を満たせば利用可能です。
特定技能などの在留資格で働く外国人にとっても、ふるさと納税は日本での税負担を軽減しつつ、日本文化を体験する機会となります。
企業がこのような制度を紹介することで、外国人労働者の生活満足度や企業への信頼感を高めることができるでしょう。
外国人もふるさと納税の対象に!利用するための条件
ふるさと納税は、日本で所得税や住民税を納めている人であれば、国籍を問わず利用できる制度です。
そのため、日本で働く特定技能や技能実習の在留資格を持つ外国人も、この制度の対象者に含まれます。
利用する際には、いくつかの条件を満たすことと手続きが必要です。
まず、日本で一定額以上の所得があり、住民税や所得税を支払っていることが前提条件。
寄附を行うには、ふるさと納税ポータルサイトを活用するのが一般的で、寄附したい自治体や返礼品を選んで手続きを進めます。
自身の所得が条件を満たすかどうか、控除対象となる寄附額の上限がいくらかについても、各ポータルサイトのシミュレーター等を利用することで調べることができます。
手続き後には、寄附証明書が自治体から送付されるため、確定申告やワンストップ特例制度を利用して税控除の申請を行います。
特に外国人労働者の場合、言語の壁や税制度への理解が不足していることが課題となることがあるでしょう。
そのため、制度を活用する際には、受け入れ企業がサポートすることで、スムーズに手続きを進めることができます。
外国人も気軽に利用できる制度であることを周知することが重要です。
受け入れ企業が知っておくべき外国人労働者への支援方法
多くの外国人労働者にとって、ふるさと納税は馴染みのない制度です。
しかし、制度の仕組みを知り、利用方法を理解すれば、日本での生活をより楽しく、快適にするキッカケにもなります。
そこで、受け入れ企業が積極的に情報を提供し、手続きの支援を行うと良いでしょう。
まず、企業内でふるさと納税の概要を説明する機会を設けるのがおすすめです。
制度の基本的な仕組みや利用手順を簡単に紹介し、関心を持ってもらうことが最初のステップ。
また、言語の壁がある場合は、多言語での案内資料を用意したり、外国人労働者向けのポータルサイトを活用したりすることで、理解を深める支援ができます。
さらに、一ヶ所からの給与所得しかない場合に手続きが簡潔になるワンストップ特例制度があることや、その申請方法を案内することで、手続きの負担軽減も可能です。
加えて、税控除のメリットや返礼品の魅力を具体的に伝えることで、外国人労働者に魅力を感じてもらうことができるでしょう。
こうしたサポートを行うことで、企業への信頼感が高まり、良好な雇用関係を築くことにもつながります。
外国人労働者へのふるさと納税サポートがもたらすメリット
ふるさと納税を外国人労働者に紹介することは、企業にとって多くのメリットをもたらします。
まず、制度を通じて外国人労働者が節税を実現できることは、経済的な負担軽減となります。
また、彼らが得た控除や返礼品は、日本での生活を豊かにするだけでなく、日本の文化や地域社会への理解を深めるキッカケにもなるのです。
そして、企業側にとっても、従業員への福利厚生の一環として、信頼関係を強化する効果があるでしょう。
特に、企業が寄附の手続きや必要書類の準備をサポートすることで、外国人労働者は「この企業は自分たちのことを大事に扱ってくれる」と感じ、定着率の向上にも繋がる可能性が。
さらに、ふるさと納税は地方創生にも寄与する制度であるため、企業として地域社会への貢献意識を示す良い機会でもあります。
こうした取り組みを積極的に行うことで、企業イメージの向上にも繋がるでしょう。
特定技能外国人と企業双方にとって、ふるさと納税は大きな可能性を秘めています。
まとめ
ふるさと納税は、外国人を含め、日本に住むすべての納税者が利用できる、日本独自の制度です。
地方自治体への寄附を通じて地域貢献ができ、所得税や住民税の控除が受けられるうえ、多くの場合、返礼品も楽しめます。
しかし、外国人労働者の多くはこの制度を知らないため、受け入れ企業が情報提供や手続きをサポートすることが重要です。
企業がふるさと納税を案内することで、外国人労働者の節税をサポートし、日本での生活満足度や企業への信頼感を向上させる効果が期待できます。
また、地域社会への貢献を通じて企業のイメージアップにも繋がるでしょう。
ふるさと納税を活用した支援は、企業と外国人労働者の双方にとって有益な取り組みではないでしょうか。
当社、ネクストドアは、特定技能外国人の採用や支援のプロである登録支援機関です。
外国人労働者の採用戦略のご相談、ご提案から、支援計画の作成、社内でのサポート体制の構築など、特定技能外国人雇用におけるあらゆるサポートが可能です。
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